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壁高欄増厚

遮音壁橋梁
当社が行ってきた、壁高欄の増厚手順について簡単にご紹介します。

施工手順

1.施工前

施工前

2.吊足場設置

吊足場設置
  • 使用車両:高所作業車
  • 路下規制及び交通誘導員の配置を行う。
  • 上り線側より施工する。

3.仮設路面標示・仮設防護柵設置

仮設路面標示・仮設防護柵設置
  • 路肩固定規制看板等を設置する。
  • 仮設路面標示の敷設から、既設路面標示を消去する。
  • 既設路面標示消去にはウォータージェットを使用する。
  • 仮設防護柵の設置する。

4.舗装撤去工

舗装撤去工
  • 舗装撤去箇所にカッターを入れる。
  • 人力にて既設舗装版を撤去する。
  • 撤去した舗装をバックホーにてダンプトラックに積み込む。

5.縁石撤去工

縁石撤去工
  • 撤去は地覆と縁石の間にカッターを入れ撤去する。
  • 人力にて縁石を撤去する。
  • 撤去した縁石をバックホーにて積み込み搬出する。

6.地覆撤去工

地覆撤去工
  • 垂直部をウォールソーにて切断する。
  • 水平方向をウォールカッター及びダイヤモンドコアーにて切断する。
  • 切断した地覆をクレーン付きトラックにて搬出する。

7.床版コンクリート撤去工

床版コンクリート撤去工
  • 既設床版コンクリートをウォータージェットにてハツリを行う。
  • その後、人力にて補正ハツリを行い、既設鉄筋を出す。

8.コンクリート表面処理工

コンクリート表面処理工
  • 表面処理作業はウォータージェットにて行う。
  • 背面高欄最下部、張出床版根元はサンダーケレンとする。

9.アンカー工

アンカー工
  • アンカーの穿孔は、ダイヤモンドコアーにて高欄の背面側より施工する。
  • アンカーの穿孔に、先立ち既設鉄筋の位置を確認する。
  • 穿孔完了後に支圧板、ボルトをセットする。
  • 支圧板周り、ボルト周りをシールし、アンカー孔の注入を行う。

10.コンクリート補修(断面修復) 張出床版下面

コンクリート補修(断面修復) 張出床版下面
  • 断面修復箇所については調査報告書を作成し、監督員との協議の上決定する。

11.壁高欄補強鉄筋配筋及び鉄筋溶接継手

壁高欄補強鉄筋配筋及び鉄筋溶接継手
  • 既設鉄筋との接続は、エンクローズ溶接にて行う。
  • 既設高欄からの補強鉄筋は、無収縮モルタルにて既設高欄に定着させる。

12.炭素繊維接着工 張出床版下面

炭素繊維接着工 張出床版下面
  • 炭素繊維の接着は、不純物が貼付面に混入しないように行う。
  • 材料は承諾願を提出し、承諾を得た物を使用する。

13.既設吸音装置撤去

既設吸音装置撤去
  • 既設吸音装置を人力にて丁寧に撤去する。
  • 撤去した吸音装置は、資材置場に搬入し加工を施す。

14.床版コンクリート打設

床版コンクリート打設
  • 打設は、路下にコンクリートポンプ車を配置して行う。
  • 打設時には、バイブレーターを用いて十分に締め固めを行う。
  • 打設面は丁寧にコテで仕上げる。

15.前面型枠建込

前面型枠建込
  • あらかじめ組み立てた型枠材を、所定の位置にセットする。
  • 型枠材は既設壁高欄側面にアンカーを打ち、それにセパをセットし固定する。
  • 鉄筋のかぶりが正規の寸法になるように注意する。

16.壁高欄部コンクリート打設

壁高欄部コンクリート打設
  • 打設は、路下にコンクリートポンプ車を配置して行う。
  • 打設時にはバイブレーターを用いて、十分に締め固めを行う。
  • 打設面は丁寧にコテにて仕上げる。

17.遮音壁取替工(既設遮音壁撤去・新設支柱建込)

遮音壁取替工(既設遮音壁撤去・新設支柱建込)
  • 既設の遮音壁撤去は、新設設置可能数量のみ撤去を行う。
  • 既設遮音板を撤去し、そのままトラックに積み込む。
  • 既設遮音壁支柱を撤去し、トラックに積み込む。
  • 新設遮音壁支柱を所定の位置に設置する。
  • 新設支柱はライナー材を用いて調整を行う。

18.遮音壁取替工(新設吸音板・透光板設置)

遮音壁取替工(新設吸音板・透光板設置)
  • 遮音板落下防止ワイヤーをパネル側面に取り付け、高所作業車を使用し新設支柱の頂部から遮音板をはめ込み下部に降ろしていく。
  • 遮音板落下防止ワイヤーが確実に設置されているのを確認後、目地等を調整し、固定金具にて遮音板を固定する。

高所作業車 過積載目安
  • 最大積載重量:1,000kg、最大定員:3名
  • 遮音板(500×95×1,960):約28kg/枚

19.はく落防止対策工 張出床版下面

はく落防止対策工 張出床版下面
  • はく落防止対策工は、不純物が貼付面に混入しないように行う。
  • 材料は承諾願を提出し、承諾を得た物を使用する。

20.吸音装置取替・吸音装置落下防止対策工

吸音装置取替・吸音装置落下防止対策工
  • 再使用する吸音装置については、あらかじめ資材置場で加工を施す。
  • 2m~4mピッチでジョイントプレートを支柱頂部に取り付ける。
  • ジョイントプレートの取り付け後に、内面板を設置する。
  • 内面板設置後に表面板を設置していき、その上にワイヤーブラケットを取り付ける。
  • ブラケットの取り付け後に、順次落下防止ワイヤーを通していき端部を定着させる。

21.床版防水・舗装復旧

床版防水・舗装復旧
本線上
  • 床版防水を所定の箇所に施す。
  • 防水剤の乾きを確認した後に舗装の舗設を行う。

足場上
  • 支柱落下の設置及び定着箇所を確認する。

22.仮設防護柵撤去・路面標示消去、復旧

仮設防護柵撤去・路面標示消去、復旧
  • 仮設路面標示を敷設してから、既設路面標示を消去する。
  • 既設路面標示消去にはウォータージェットを使用する。
  • 仮設防護柵を撤去する。
  • 路肩固定規制看板等を撤去する。

23.足場撤去・外装板設置

足場撤去・外装板設置
  • 使用車両:高所作業車
  • 路下規制及び交通誘導員を配置する。
  • 足場の撤去が完了した箇所より高所作業車を使用して、外装板の設置を行います。外装板の継ぎには落下防止金具を取り付ける。

24.施工完了

施工完了

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